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❝アーカイブス2008年11月18日「元厚生次官宅を連続襲撃 計3人死傷、連続テロか!?」❞

アーカイブス2008年11月18日「元厚生次官宅を連続襲撃 計3人死傷、連続テロか!?」❞

 

http://www.asahi.com/special/08022/TKY200811180318.html

厚生次官宅を連続襲撃 計3人死傷、連続テロか - 元厚生次官宅連続襲撃 

2008年11月18日22時32分

「映像あり」現場付近を調べる捜査員ら=18日午後9時、東京都中野区上鷺宮2丁目

 

❝18日午後6時半ごろ、東京都中野区上鷺宮2丁目、元厚生事務次官社会保険庁長官も歴任した吉原健二さん(76)宅に宅配便配達を装った男が侵入、妻靖子さん(72)を刺して逃走した。
靖子さんは胸など数カ所を刺され重傷。
同日午前、さいたま市内で元厚生事務次官山口剛彦さん(66)と妻の美知子さん(61)が他殺体で見つかった事件と合わせ、警察庁は連続テロとの見方を強め、警視庁と埼玉県警に徹底した捜査を指示した。

 警察庁幹部は、2人の経歴が似ている▽凶器が刃物▽襲撃場所が自宅玄関など、共通点が複数あるとして「連続テロの可能性がある」と語った。
2人は、基礎年金制度や、サラリーマンの妻も年金の被保険者となる仕組みを導入した年金改革に取り組んだという共通点もある。
19日に埼玉県警と警視庁の幹部を集め情報交換し、捜査方針を話し合う。また厚労省からの要請を受け、歴代事務次官経験者などの身辺警戒を強化するよう全国の警察本部に通達を出した。

 野方署によると、吉原さん方を訪れた男が「宅配便です」と声をかけたため、靖子さんが玄関のドアを開けたところ、男がいきなり刃物のようなもので切りかかった。
吉原さん方は夫婦と長男の3人暮らしで、当時は靖子さんが1人で家にいたという。

 靖子さんは刺された後、「主人が狙われているかもしれない」と話し、自宅にいなかった吉原さんの安全を気にしていた。
また男について「バイクで来て、バイクで去った」と話したという。

 男は30歳ぐらいとみられ、身長160センチくらいで中肉。
野球帽をかぶっていたという。

 一方、浦和署捜査本部によると、山口さん夫妻はさいたま市南区別所2丁目の自宅玄関の土間で仰向けに並ぶように倒れていた。
ともに胸に、服の上から刃物のようなもので刺された傷が数カ所あった。
山口さんは腕などに犯人と争った際にできたとみられる傷があったという。他に室内には目立った血痕はなく、玄関付近に犯人のものとみられる足跡があったことから、玄関で殺害されたとみて調べている。
17日昼から夜に犯行があった可能性が強い。



https://www.nikkei.com/article/DGXNASDG3003N_Q0A330C1000000/

元厚生次官ら連続殺傷事件の判決要旨

2010年3月30日 

 元厚生事務次官ら連続殺傷事件で、小泉毅被告に死刑を言い渡した30日のさいたま地裁判決の要旨は次の通り。

【弁護人の主張に対する判断】

弁護人は、被告は各犯行当時、妄想性障害だった疑いが濃厚であり、心神喪失または心神耗弱の状態にあったと主張するので検討する。

被告は長期間にわたり、周到かつ綿密に本件各犯行の計画を立て、その計画の下に準備を行ったことが認められる。

犯行後の被告の行動は、犯行の発覚を遅らせ、逃走を容易にするなど自らの行為の違法性を十分認識した上で合理的に行動していた表れである。
平素の生活状況に、精神疾患を疑わせるような事情は特段見られない。

被告は捜査段階も公判でも、自己の犯行状況のほとんどを具体的かつ詳細に供述しており、大きな記憶の欠損はみられない。
その他の公判での供述態度を見ても精神疾患が疑われるような事情は見られない。

本件の中心的動機について被告は捜査段階から一貫して「34年前に行方不明になった愛犬チロの仇討ちで歴代厚生事務次官を殺害することとなった」などと述べている。
被害者及び遺族らが到底納得できないというのも無理からぬところではある。
しかし被告の語る「愛犬が狂犬病予防法による殺処分に遭ったので、子供心に仇討ちをしてやろうと思った。狂犬病予防法を所管しているのは厚生省である。その実質的トップである元次官を殺す」という論理自体は筋道に特段の飛躍(※「非常に飛躍である」絹声七色)は見られず了解は可能であり、刑事責任能力に問題を来すものではない。

捜査段階で被告の精神鑑定を行った医師も、被告は今回強い思いこみに従って事件を起こしたが、量的に強い思い込みである「支配観念」に過ぎず、妄想性障害を疑う必要はなく、その他の精神疾患にも罹患していないと述べている。

被告は本件各犯行当時、行為の是非善悪を弁識し、その弁識に従って行動する能力を欠いていたり、その能力が著しく減退した状態だったとは到底認められず、完全責任能力を有していたことは明らかである。

【被告の無罪主張について】

被告は、公判で「私が殺したのは人ではなく、心の中が邪悪な『マモノ』である」などと述べ、無罪を主張しているが、被告独自の見解で採用の限りではない。

【量刑事情の評価】

被告は歴代次官らを「動物の尊い命を無駄に奪っても全く罪悪感を感じていないマモノ」と見立て、できるだけ多く殺害することとした。
本件は極めて計画的であり、犯行態様は残虐。
被告は長期間かけて下調べをし、襲撃対象者を確実かつ効率的に殺害するため、対象者の選別に始まって日時・場所・方法・凶器・逃走方法に至るまで念入りに計画を立て、準備した上で各犯行に及んだ。

各犯行の結果は極めて重大であり、被害者及び遺族らの処罰感情は峻烈(しゅんれつ)である。
2人の尊い生命が奪われ、1人が瀕死の重傷を負い後遺症に苦しんでいる。
突如としてかけがえのない両親を失った子らの悲嘆は大きく、本当に「犬の仇討ち」などという納得しがたい理由で殺害されたのかとの強い疑念を有し、やるせない怒りを抱き、苦悩を深めているなど悲痛な思いは深刻で、そろって被告の極刑を望んでいる。
重傷を負った被害者は幸い一命をとりとめたが、一時は呼吸もほぼ停止する極めて危険な状態に陥った。
夫もいわば自らの身代わりとなった妻のことを慮り深く悲しみ、極刑を求める証言をしている。

動機に酌量の余地は全くない。
愛犬の仇討ちが真の動機であるとして、被告が愛犬を家族の一員どしてどれだけかわいがっていたにせよ、このような動機・目的が重大事件を起こすことを正当化できるはずもない。

本件は連続殺人・殺人未遂事件として社会に大きな衝撃を与え、社会的影響は大きい。

公判で被告は自己の行為の正当性を主張し続け、反省の色は見られない。
被害者らを冒涜(ぼうとく)し、遺族や被害者及び家族らの思いを逆なでするようなことを平然と述べ「34年間思い続けてきたことをやっと実現できて満足しています」と述べるなど、現段階においても元次官らに殺意を有していることを表明している。
刑務所で矯正教育を受けて更生する意欲を全く見せていない。

本件犯行の罪質、計画性、犯行態様の悪質性、重大かつ深刻な結果、その犯行動機が被告が述べる通りであるとしても強く非難されなければならないこと、社会的影響の大きさ及び犯行後の情状等からすれば、被告の刑事責任は誠に重大。
罪刑の均衡、同種事犯の抑止の観点からしても、死刑の選択はやむを得ないものといわざるを得ない。

【死刑を回避すべき事情の有無】

死刑は国家によって個人の生命を奪う究極の峻厳な刑罰であり、慎重に適用すべきものであることは疑いない。
死刑選択が真にやむを得ないものかどうか、回避すべき特段の事情が存しないかどうか、弁護人の主張をも踏まえて検討する。

被告は当初の計画通り、裁判の場で自らの主張の正当性を訴えるために警視庁へ出頭した。
しかし自首することが当初から計画に盛り込まれている場合は、自首によって無用な社会不安及び無用な捜査の必要性が何ら減少することはない。
本件において自首が成立するかどうか疑念がないわけではなく、仮に成立するとしても刑事責任を軽減すべき事情とみることはできず、裁量的減軽を認めるべきではない。

弁護人は、被告には十分な人間性が存在しており、これからの人生で、自らの行為で突如として命を絶たれた者の悲しみ、残された遺族のやり切れなさに気付くはずであるから刑選択の最後の一歩を踏み留まらせるに足りる事情があると主張する。
しかし、いかなる事件を起こした被告でも人間性のない人間はいない。
「死刑しかあり得ない」「出たらまたやる」などと述べ、更生意欲をみじんも見せていない現段階では矯正・更生の可能性はないといわざるを得ず、死刑選択を躊躇(ちゅうちょ)させる事情にはならない。

その他、被告が本件各事実を認めていること、さしたる前科が見当たらないこと及び自ら多数の証拠を持参して警視庁に出頭したことなど斟酌し得る事情もあるが、これらも死刑を回避すべき事情とはならない。

【結論】

以上検討したように被告の罪責は誠に重大で、死刑を回避すべき特段の事情も認めることができないから、極刑は真にやむを得ない。




https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/91200

元厚生事務次官宅連続襲撃事件 消えないヒットマン

2014年6月15日

 元厚生事務次官やその家族らを襲い、2人を殺害し、1人に大けがを負わせた“高級官僚テロ事件”で、殺人罪に問われた小泉毅被告(52)の上告が13日に棄却され、一、二審の死刑判決が確定する。
謎だらけの事件は、このまま幕引きしてしまうのか――。

 霞が関に戦慄が走ったのは6年前の11月。
小泉被告が宅配業者を装い、玄関先で応じた厚生省(現厚労省)元事務次官の山口剛彦さんと妻美知子さんを刺殺。
翌日には同じく元厚生事務次官の吉原健二さん宅を訪問して、妻靖子さんを刺して重傷を負わせた。
最初の犯行から5日後、悠然と警視庁本庁に出頭した。
当時、年金が社会問題化していた中、年金行政に携わってきたOBトップを狙った義賊的犯行ともみられたが、小泉被告は「愛犬のチロが殺処分されたあだ討ち」と、幼少時からの私怨と主張。
結局、背後関係は判明しないまま裁判に突入して、「虫けらを殺したまで」「すべてのマモノがいなくなればいい」などの発言に終始し、その異様さに遺族は怒りだけでなくあきれ返ったほどだった。

 元警視庁刑事で犯罪社会学者の北芝健氏は「動機の幼稚さと裏腹に犯行は実に計画的。事前に借金などの清算を済ませたうえで、出頭している。山口さんらが次官だった時期の厚生省に対し、何らかの恨みを抱いた者が黒幕にいて、小泉被告をある種、ヒットマンに仕立て上げたと今でも確信している」と話す。

 死刑が確定し、真相は闇の中へ葬り去られるのか。
厚労省の中では、小泉被告の単独犯説に懐疑的で、今でも“共犯者”や“首謀者”がシャバにいるのではないかと、恐怖にすくみ上がっている人も多いという。

「小泉被告がヒットマンだったとすると、借金の肩代わりなど相当な見返りを受けて、覚悟のうえで出頭しているが、いざ死に直面することで心が折れたり、拘禁反応で真実を話す可能性はある。今後も小泉被告を注意深く見守っていく必要がある」

 事件はまだ終わっていない。



https://twitter.com/SS7S11/status/1572928847397687296?t=XDBg19UY98RqUqwTJ5AQyg&s=01

 

日本における収監中の死刑囚の一覧 - Wikipediaja.wikipedia.org

日本における収監中の死刑囚の一覧は、2023年(令和5年)時点で日本国内の拘置所(拘置支所を含む)に収監されている死刑囚(死刑確定者)の一覧である。
2023年8月24日時点で、収監中の死刑囚の人数は107人である。
2014年6月13日最高裁判決で死刑確定の「元厚生事務次官宅連続襲撃事件」の小泉毅死刑囚は2017年(平成29年)9月22日現在、Kは死刑囚として、東京拘置所に収監されていて今もその状態が続いているようです。❞




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